ちょっと前までは、ダウンロードするものだけを気をつけておけば、接続先電話番号の書き換えは防げました。ところが、最近では、Windowsの技術であるActiveXを悪用した書き換えが増え始めていますので、ご注意ください。その手口とは・・・

下の様に多くの場合、アダルトサイトでよく見られる「年齢認証？」と思わせるような表示内容となっており、安易に"はい"とクリックしてしまう場合が多いようです。

　画面１　セキュリティ警告ダイアログ
↑クリックすると大きく表示されます。

　「セキュリティ警告」の表示内容はActiveX作成者や配布者がカスタマイズできるので、その内容は信頼するには足りないものです｡

　また、"いいえ"や×ボタンをクリックした場合、そのページをリロードすることになり、何回もこの画面が表示されて、通常のマウス操作ではブラウザ（インターネットエクスプローラ：IE）を終了することが困難な状況と見せかけます。「いいえ」をクリックして同じ画面が出て先に進めない場合は、Windowsを終了するなどの方法をとります。

　この様な時は、絶対に「はい」をクリックしない様にします。ただ、Microsoft社のホームページなどにおいても、同様な画面が出てくる場合がありますので、すべて「いいえ」とは限りません。
　見ているサイトとセキュリティ警告が一致しているのであれば、「はい」でもかまいません。

　このような悪質なケースはアダルトサイトに多いので、注意しても損はありません。

それでは、安心してブラウズするには、どのようにしたら良いかを説明致します。

(1)ActiveXを無効にする。

・ デスクトップアイコンを右クリック→プロパティ→セキュリティ→レベルのカスタマイズでActiveXを無効にする｡（安心なサイトでのみ有効化するようにします）
・ ダイアルアップ先、ＩＥ、ActiveXの設定状況をまめに確認する。

(3)ダイアルアップ先を定期的に確認する。
　　　（確認方法は前回の説明のこちらです。）

(2)怪しいサイトには近づかない。